土地改良の歴史・映像アーカイブで制作したこれまでの16作品の映像および体験活動をダイジェストにまとめ、改めて山形県の水と農業の大切さを紹介します。
山形県は奥羽山脈をはじめ出羽三山、朝日連峰、飯豊連峰などの山々、県南部を源流とし内陸盆地や庄内平野を潤している最上川など自然環境に恵まれており、そこから生み出されるきれいな水は緑豊かな田園風景を形成し、今日の農業県・山形を作り上げた源になっています。
置賜、内陸、庄内、最上の県内4つのエリアごとそれぞれ特徴のある堰をはじめとした農業用水施設を取り上げ、暮らしに恵みを与えてくれた先人たちの偉業を振り返るとともに、それが現代に生きる私たちにどのような形で関わり、役立っているのかをお伝えします。
山形県は豊かな自然環境に恵まれている所です。
山や川がもたらす水は私たちの生活を潤しています。安定した水を送るためにダムや頭首工、揚水機場など様々な用水施設が整備されています。
それを地域住民に広く知ってもらおうと県内各地で自然や用水施設を活用したいろいろな体験活動が行われています。
堰、トンネル、用水施設など先人たちが苦労して作り上げた施設の見学会をはじめ、遊びを通して水の大切さを知ってもらおうと開催されるイベント。
また、川の自然環境を整備しようと行われる水質や生き物の調査、川や用水施設を大切に守り伝えようと地元住民が取り組む清掃活動。更に先人たちの功績に感謝するとともに豊かな水の恵みと豊作を願う「水神祭」など。
さまざまな取り組みを通し私たちの暮らしを支える「水の大切さ」を紹介します。